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35mm-70mm F3.5-4.8のレンズ清掃、分解 PART 1

35mm-70mm F3.5-4.8のレンズ清掃、分解


おそらく、マニュアルフォーカスの35mm-70mm F3.5-4.8という仕様のレンズが同じ構造をしているかもしれません。4.8って珍しいです。


*はじめに、注意!*

・一切の行為は自己責任においてご実施ください。分解して破損、組み立てられない、怪我など一切、自己責任です。試されてみる方はそれを承知のうえでお願いします。

基本、ジャンク品1000円以下で手に入ったら、練習と勉強のために分解して見ると面白いかなという感覚です。
高いものは修理屋さんへ持って行ってください。

・これはニコン社ですが、どうやら、噂ではコシナ社が作ったのではないか?という話があるようです。
真偽のほどは定かではありません。真似されても、構造が分解して違っているかもしれませんので、ご理解ください。

・私は専門知識はありません。レンズの分解もほとんど経験ありません。
カニ目レンチの専用工具を持っていません。普段は分解しません。できません。
ただ、今回のこのレンズは、たまたま、専用工具がなくてもバラせたというだけです。カメラの構造をしるいい勉強になりました。


*教訓*

・ちなみに今回は失敗しました!完全に購入金額と時間が無駄になりました。そのかわりに、教訓を得た気がします。

・中古レンズで写りに影響はありません。と、表記されているもの以外のレンズを買うのはその時点で賭けです。
ジャンク品と書いてあったら、まともに映らないと思うのが正しい判断です。

・カビや汚れがあるからといって、掃除すれば済むという具合に、単純にはいきません。

・レンズを分解したことがないので、分解するために買うのはいいかもしれませんが、正しい知識がないものがレンズを分解しても、状況を悪化させてしまう場合が多いようです。

・他のレンズでは、専用の工具、専用のレンズクリーナー、知識と経験が必要です。
また、マニュアルフォーカスのレンズしか分解しないほうがいいでしょう。


35mm-70mm F3.5-4.8の購入


中古でジャンクでこれでもかっていう安値で購入しました。
前評判は海外のサイトで酷評のレンズの改良版なのか、次の型式なのか、違うことを願うばかりです。


35mm-70mm F3.5-4.8のレンズ






うわさどおりのプラスック外装。私は軽量化できて好きなんですが、みなさん、評判が良くないらしいです。
映りが良ければ、軽くていいって褒めるんでしょうけど。



とりあえず、外側を清掃

まずは、ざっと、まわりのほこりを綺麗に掃除します。レンズクリーナーなどがあるといいです。

なければ、アルコールを使ったりします。無水アルコールです。あとは、メガネ拭きのような専用のソフトな布です。










とりあえず、外観は綺麗でした。レンズも見た感じ結構綺麗なので、これはいいものを手に入れました。


ためしに、35mm-70mm F3.5-4.8のレンズで撮影してみました。




開放F3.5で撮ると、白くなってぼやぼやっていう感じです。これは、絞りが甘いんだ、一段絞って、F5.6で撮影します。

うーん、まだ白ぽいものが全体を包んでいる感じがします。
絞れば徐々に白いきりのようなもやは消えるのかもしれませんが、ファインダーごしには、開放の状態の映像しか映りません。シャッターを切って初めて、自動的に設定したF値に絞られるのです。


これは、暗いとピント合わせが大変だということで、シャッターを押すまでは絞りを絞らないという機能です。


だいぶ昔のものにはついておらず、便利なのですが、今では逆に不便かなと思うこともあります。

開放でまぶしすぎるものなど、全く感じがつかめません。それを見て、ピント合わせなんて大変すぎです。

あるいみ、開放でのくっきりとした解像にレンズの進化が進んだことがなっとくできます。

とにかく、この写真は1段絞っていますが、ファインダー越しには、いやおうなくもっとぼやぼやとした白いもやがかかった被写体を見てピント合わせをしなければならないわけです。

これは苦痛です。

よくみれば、中のほうがかなり汚れていました。

最悪、捨ててもいいやという覚悟で、反射的にレンズ分解の方向へ動いていました。



35mm-70mm F3.5-4.8 レンズ前面の分解









レンズ前面は、汚れてはいないようでした。
これで綺麗に見えたようです。

パネル、銘板が簡単に剥がれたのですが、このネジから分解するのかもしれません。
今回はバラさず、ボンドで固定しました。

どうせ、いつでもとれるように、やわらかいバスコーキングです。なんでもつくみたいです。



35mm-70mm F3.5-4.8のレンズ解体 - 本格的に分解する!


*後群レンズはマウントを外さずに、レンズシステム自体をネジを緩める方向に回せば外れます。
ズームの距離を変えると飛び出してきて回しやすくなります。自分はよく分からず、ばらしてしまいました。



レンズのマウント側のネジを外します。



マウントと絞りリングが外れます。

*この時点から、組み立てるときに、一筋縄でいかなくなります。斜めにバーを見えにくいところに押し込みながら、回転させて組み立てる、組み立てるときに隙間に1mmのボールベアリングの玉をピンセットで入れる、、などと高難易度の組立が待っていますので、戻せないリスクが一気に高くなります。
最悪、捨ててもいいやというものしかやらないほうがいいです。


この時、絞りリングをコリコリっと動かすためのボールベアリングのボールが落ちないように最新の注意を払ってください。
無くさないように気をつけてください。台無しになります。1mm程度金属の玉です。




絞りリングの下側にボールが収まる場所があります。リングの間に挟んでいるだけです。これであのコリコリをだしていたようです。プラスチックならではのことでしょうか。。

これがないと、絞りリングがするすると回ってしまいます。

これを落としていたことに気がついたのは、5、6回組み直したあとでした。






さらに、絞りを動かすレバーのついているリングをネジを外して外します。

このリングを外すと、組み立てるときにさらに複雑な操作が必要になります。


*ここまでやることなく、レンズシステム自体(中心部のでっぱっている筒の内側の溝の付いている筒)は、ネジを緩める方向にレンズシステムを回せば外れます。




見事に外してしまいました。このときはどれだけ面倒か分からずにやっています。
ジャンク品です。捨てる覚悟、勉強のためです。組み立てられなくても、仕方ありません。




次にZOOMのリングを外します。これは、外側に付いている、化粧リングという感じで、なにも複雑なことはありません。



ここからレンズの入っている筒をネジを緩めるようにとります。


こんなバルブが出て来ました。


まさにレンズの心臓部とも言えるユニットがでてきました。確かにここがまさしく、汚れています。
カビのような白い点と無数の小さい白い点が曇のようになっていました。





外したあとはこんな状態です。もう、頭がこんがらがりそうです。
絞りも目前に見えます。絞りはレンズの筒の内側の周りのプラグに棒を引っ掛けてうごかすことで動作させていたようです。

これが、棒をさす場所が2つあって、どちらが絞りリングのバー用か、どちらがマウントから飛び出している絞り調節用かを把握しておく必要があります。

絞りリング:可動域が大きいもの
マウントから飛び出しているほう:可動範囲がとても小さい

どちらも、絞りが、開放から絞り最大まで動かせます。

この先のレンズが汚れている場合はここから、棒などで掃除です。


レンズ心臓部?の分解



このフードのような部分をくるくると回せば外れます。





このようなボルトのようなものがでてきました。プラスチックです。
実によくできています。

安価な、ちゃちい、チープだ、さんざんないいようですが、これだけの精度を出すには相当難しいはずです。

軽量化のためにやったのか?とさえ思ってしまいます。




こちら側には、レンズが1枚、固定リングと一緒に残っていました。
こういうレンズを分解するときに一番大事なのが、どっちの方向に凹凸をつけるのか?ということです。

これは、ほんとうに間違えないように、自分のルールを作っておくべきです。



こちら側のレンズはこの向きに垂直に持っていると、自然と裏側からレンズが落ちてきます。





感動の透明さと、精密さです。なんだか、とても大事なレンズのようです。
これはとても綺麗でした。


さて、汚れていたこちら側のレンズですが、アルコールで拭きました。結構、なんども拭きました。


さて、これでぱっと見は綺麗に見えるのですが、、、



かなり、衝撃です。何回も綺麗に磨いたのに。。。

レンズの汚れは蛍光灯近くで、レンズを黒いものに向けてみると浮かび上がってきます。

もう、何回も磨いてもきれいになりません。このレンズ、1枚に見えて、もう1枚入っているようです。
裏側も磨いていたのですが、このレンズには届いていません。

しかし、どうしてもとれません。断念して、現状まででまた、組み立てて、映りをチェックします。








キャップのようにレンズを載せて、組み立てていきます。




銅製のリング(おそらく、緩み防止用)を並べて、さらにレンズユニットをねじ込んでいきます。



多分、この占め具合で、レンズ長を微調整するのでしょうが、私にはどうすることもできません。
ほどほどに、締めて良しとしました。




ZOOMリングをはめて、マウント側の絞り調整リングを組み立てていきます。
この時一番大事なのが、



リング上部のバネの近くのレバー(マウントから飛び出している絞り調整用レバー)を動かして、バネを目一杯伸ばしておきながら、下部の差し込み穴に長い棒をちょうど入れて、さらに、事前に検討をつけておいたネジ穴の場所まで1cm程度回転させて、ネジが回る位置に合わせます。

このとき、リング上部のバネの近くのレバー(マウントから飛び出している絞り調整用レバー)を動かしてスムーズにしぼりが開閉することが条件です。

これを確認してからネジを締めます。次の工程のために1本だけ締めて様子をみます。

*動かなければ、また外して、やり直しです。たまに、完全にしぼりが固まることがありますが、もう1つの絞りを動かす穴に爪楊枝でもいれて動かすと動くようになります。

またリング上部のバネの近くのレバー(マウントから飛び出している絞り調整用レバー)も上側ずれると、回らなくなりますので、もとに戻すようにします。

理屈よりも動かして、仕組みを理解するほうが早いと思います。





次に、絞りリングを取り付けます。この金属マウント部分は外しておきます。

棒の位置を所定の穴にめがけて、照明などで明るくして内部を見ながら狙っていきます。しっかりとは入らない位置にあります。

少し差し込んでから回転させると、ぴたっとハマります。この時がFが最大で22の位置になっています。
はまって、動かして正常に絞りが開閉するようであれば、さきほどの、マウントから飛び出している絞り調整用レバーも確認して、ベアリングのボールを入れます。



絞りリングを少し浮かして、隙間を作り、下側のリングにもくぼみがあるので、そこにピンセットで載せて、絞りリングの所定の位置にボールがくるように合わせます。


向きは逆さまですが、絞りリングのこの場所にボールがくるようにセットします。



マウントをネジで締めれば、無事、組立完了です。



さて、掃除した35mm-70mm F3.5-4.8のレンズで撮影



相当ショックです。


どうやら、あまりにレンズ汚れが落ちないので、中性洗剤+水や、アルコールを大量にかけて、内部に入り曇ってしまったのですが、それをドライヤーで乾かしていました。

しかし、曇は残ってしまったようです。ショックです。これが、ジャンク品だから許せますが、しかし悔しいです。

体によくないですね。。。。


           ↓


この有様です。

いくら絞ってもこのまま。ピント合わせは開放で合わせないといけませんので、これを見続けるならもうやめたほうがいいです。

といいつつ、どうせ、捨てるなら、、

ジャンクだし、プラスチックだし、、レンズの裏側に手が届けばな、、、


という甘い考えをもとに、次の分解に至るのです。。。。。



























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