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NIKKOR 50mm f1.8 輸入版、海外発売版は名玉か?国内版との見分け方。やはりシャープだ。

NIKKOR 50mm f1.8 輸入版、海外発売版は名玉か?やはりシャープだ。






ついつい、値段に誘われ、購入した覚えがあるのですが、


その時にはまだ、このNIKKOR 50mm f1.8レンズに国内発売版と海外版があるとは、つゆしらず、、、



ついつい、安くて綺麗でなんだよ、これ誰も買わないなら私が買ってしまおうと買ったことを覚えています。




すごい、ラッキーだと思ったのもつかの間、な、なんと、サイトを見ていると、


海外版と、国内版があるじゃないですか、


国内版の生産が追いつかずに逆輸入したとか、、、


または、海外では国内が生産中止になった後も販売されていたようですから、普通に、海外から個人輸入したとか、、



いずにせよ、身近にあるという海外でしか発売されていないモデルです。


NIKKOR 50mm f1.8の国内、海外版の見分け方は、


最短撮影距離


国内版:0.45m
海外版:0.6m


コーティングの色

国内版:少し高級なコーティング、特別なコーティング
海外版:通常のコーティング、普通のマルチコーティング

*光に反射させると違いがみえるようです。


レンズ前面の作り

国内版:レンズまわりの段差の溝が狭い
海外版:レンズまわりの段差の溝が広い


絞りリングの線の色

国内版:
海外版:国内とは違い、蛍光色が使われている。


エンジニアリングプラスチックの使用

国内版:ヘリコイドリング、絞りリングは金属。ヘリコイドにはラバーが張ってある。
海外版:ヘリコイドリング、絞りリングはプラスチック。銀色の部分もプラスチック。



以上のような違いがあるようです。



やってしまったーーー!と思って数日間は落ち込んでいましたが、、



なにやら、調べていると、

「海外版は廉価シリーズとされている、
SERIES E 50m f1.8 の使い回しじゃないのか?」

「最短撮影距離が違うんだから、光学系の設計から違う!」

とか、書いてあります。。。


ショックです。自分は無知を恨みました。


しかし、国内版っていうのは高いですし、割安で買えたのは確かです。


国内版の50m f1.8のカビ玉と、海外版の綺麗なものが同じくらいの値段でしょうか。


しかし、ebayを見ると結構な値段で、国内版並の値段で取引されています。


また、SERIES E 50m f1.8は、NIKKORレンズ扱いされていない!
品質が低いかのように言われていますが、海外のSERIES E 50m f1.8の実写をみるととても低いとは思えず、評価も最高にシャープとあります。


ま、SERIES E 50m f1.8が来ただけでもいいかな。。



しかし、それにしても、海外ではSERIES E 50m f1.8を外観をいじって、NIKKOR 50m f1.8として売っているのか?

光学系の設計が違っていて劣るとしたら、シャープさが一番のうりであるNIKKOR 50m f1.8という名前で売っていいのか?


と、こんなことするかな?と疑問がいっぱいでありました。




NIKKOR 50mm f1.8を触ってみて



しかし、


しかしです、現品が到着してみると、プラとは思えない、ずっしりとした重厚感。


なんでだ?ほとんどがレンズの割合で、ガラスの重さが感じられます。


プラのリングで何が悪い?今のレンズのリングはプラが多いです。

ラバーだと劣化して白くなったりベトついたり嫌なこともあります。



最短撮影距離は0.6m、致し方ありません。いいです。他につかっていた50mmは0.6mだったので、きにならないでしょう。


試し撮影すると、


いやー、いいですね。やはり、さすがNIKKOR 50m f1.8と言っているだけあって、問題ない映りです。


開放から、いいです。そしてF4でシャープさが頂点に達するという、、、、たしかに、、、


おおおーっと、びっくりするくらいの驚きでした。


たしかに、F1.8では、ぼやっとする部分もおおく、F1.4のレンズに比べれば、ずっと、隅々までシャープですが、ま、普通のレンズかな、という映りです。


で、次のFは2.8と表記されていて、これも写真ではわからないのですが、


しっかりと、F2.0の位置でもクリックが止まります。


こういうのほんと謙虚というのか、謙遜というのか、ニコン凄いなという感じがするところです。


せっかくのF1.8レンズで、次がF2.8じゃ、がっかりです。F2が使えないなんて、、、


ですよね。。

つまり、なぜだか、

NIKKOR 50mm f1.8のレンズの絞りは、f2.0にも設定できるということです。

2だけが無表記で設定可能です。記載するスペースがないのでしょう。



NIKKOR 50mm f1.8の最短撮影距離は?


それはさておき、PCに取り込んでみようかと思っていましたら、机の上で座りながら物を撮り終えている??

最短撮影距離は0.6mだと、できないはずが、、、


なんと、、、、測ってみると、やはり、およそ0.6程度でした。


なんということでしょう。ボディから測っておよそ0.6m程度です。


たしかに、ヘリコイドが表示の0.6mよりも少し回るんです。若干、短いかもしれませんが、正確にはわかりません。


レンズによって、シビアに表記しているものと、アバウトなものがあります。


調整がずれた?よく、無限遠を犠牲にすれば、最短撮影距離が近くなることもありますが、

しかし、このレンズは無限遠も出ているようです。。。


*個体差だったらすみません。


海外はアバウトだし、Feet表記が普通だから0.6m、2ftの方がいいのか???????????????

0.58mくらいだったとしても、0.6mの方がいいのでしょうか。。。不思議な感じです。

しかし、たしかに、およそ0.5?mを刻印するのは場所的に無理があります。

2ft、0.6mを書かずに0.5?mを書くのは無理があります。


では、日本国内版のNIKKOR 50m f1.8の距離表示はどうなっているか?


海外版と比べると、

ヘリコイドは無限縁側が間隔が狭く、近距離側が広く撮られています。なんと、国内版の方はヘリコイドが、近接側で多く回るようになっています。このため、刻印がたくさんできます。

0.6mのあと、0.5m、0.45mとあります。随分余裕があるようです。
この記載をするために、わざわざ機械的な部分をかえたのか?

かわりに、無限遠側は狭くなっているのです。

仕組みは分かりませんが、何か光学系もやはり違うのでしょうか??

わたしにはさっぱりです。



NIKKOR 50mm f1.8の国内版と輸入版の無限遠近くのピント合わせ



両方とも無限遠側が5mのあと無限になっています。

しかし、輸入版は使った感じ、5mあとに10m表記があってもいいくらいのピントの幅があります。

これが、国内版のように5mのすぐあとに間隔が少なく無限になっていたら、使いづらいと思われます。

マニュアルフォーカスですから、こういうところはシビアです。

実際、やってみると10mくらいのものを無限遠でうつすと、ボケます。少しヘリコイドを戻すとちゃんとピントが合います。


無限遠が出ていないのかな?とおもったのですが、20mくらい離れたものがある場所で撮ると、しっかりと、写っています。さらにもっと遠くも写っています。


これは、10m以内の距離では正確にピントを合わせないと、うまく写せません。。。


遠くのものを正確にピントをあわせるのはかなり苦労します。それがヘリコイドの移動幅が狭いとさらに大変なはずです。

これは、海外版のほうが、無限遠側の可動域が大きいので合わせやすいのです。

もしかすると、日本国内版NIKKOR 50mm f1.8は、5mより先は、無限遠で撮影できるのか?

だとすると、やはり、中身が違うのかとも思われるのですが、、

やはり、不思議な感じです。


なんとなく、海外版のほうが、無限遠側もかなり遠くまでピント精度が要求され、(遠くまで正確なピント合わせができるといういい意味)、国内版の方は5mより先はすぐに無限遠と同じになってしまうのだと、だいぶ違う扱いになってくると思います。


これで、最短撮影距離がおよそ0.6m程度であれば、むしろ、海外の輸入版のほうが優秀な気がするのですが、そんなわけないですよね?

もしかしたら、写真で見た国内版は0.45mよりもヘリコイドが回っているので、0.4mくらいまで寄れたりするかもしれませんが、わかりません。

*正確な情報化はわかりません。個体差かもしれません。ご注意ください。


得意のシャープさが国内版には劣る設計になっているのでしょうか?分かりません。


見た感じでは、私には十分シャープ過ぎます。無限遠で撮って拡大したら、ゾッとしました。。。それくらい、クリアだったということです。




10m先のピント合わせ


しかし、これはファインダーを見ているだけでは難しいですね。


かなり難しい。

望遠でもないのに、10m先のものをファインダーで肉眼だけで合わせるというのはやはり厳しいものがあります。


よく、望遠レンズでは10m、15m、20mとあります。

しかし、これは被写体が大きく映るので問題はありません。


50mm程度の場合は、しかし、違います。


建物風景などを撮る時は結構、気を使うかもしれません。


ライブビューで拡大というのもありますからいいのですが、昔は大変だったでしょう。というよりは、ライブビューがないデジカメでは大変だと言えそうです。


でも、フォーカスエイドという機能があり、F5.6以下であればピントがアウトランプが点灯するという素晴らしい機能があるお陰でなんなくピントが合います。

これも、あかるいレンズならではです。



NIKKOR 50mm f1.8レンズで感じたこと


***

なんとなく、この程度の違いで、国内版、海外版で、シャープさに影響があるとは思えませんでした。
国内版と比較していないのでわかりませんが、十分に他のレンズよりもシャープさは感じられました。


コーティングの違いによりフレアの発生は変わるようです。オールドレンズに慣れている方なら、マルチコーティングになっているだけまだマシだとさえ思えますが。


ヘリコイドの距離の表記がアバウトだな、、という印象でした。(個体差かもしれません。)


プラスチックでも、ガラスレンズが重いので、ずっしりとしてチープなかんじはあまりしませんでした。
個人的には劣化したラバーよりはマシです。そもそも、カメラ本体がプラです。

***


レンズのシャープさについて


しかし、不思議ですね。レンズって。


何がシャープか、シャープじゃないかっていう違いになるのでしょうか?


レンズの枚数???

しかし、それなら、4枚というのがあります。NIKKORにQという文字が付いているものです。


f1.8 50mmは6枚です。


わかりません。厚さ、質?


でも、無知な私でも思うのは、

なにもないのが一番クリア。空気だけなのが一番クリアです。

空気もクリアじゃない時がありますが。


おそらく、拡大したり、縮小したりという行為は、屈折率の高いレンズでかなり無理をしていると思います。


そうなると、拡大しない、縮小しないほうが、そのままの大きさで映るほうがいいと思います。


そういうレンズは焦点距離がいくつなのか?私にはわかりません。


でも、安いレンズ=簡単に作りやすい=無理していない焦点距離かもしれません。となると、50mmかなと思ったりもします。


50mmの中で一番、シャープなものは??

マイクロニッコールなどもありますが、f1.4とf1.8を比較した場合、絞ればほとんどわからないかもしれませんが、レンズ枚数が、自分の持っているオールドレンズでは、

f1.4  7枚

f1.8  6枚

となっています。これでおよそ、少ないほうがいいような気がします。巷の評判がいいだけで思い込みかもしれません。


しかし、これを知ってしまうと、どうして他の新しいレンズがもっとシャープじゃないんだ、っていう気持ちが少し分かるような気がします。



人の目に近い焦点距離は70mmから80mmだそうです。


ああ、85mm買っておけばよかった、、と思いましたが、いや、

そうでもありません。



DX機を使うと、焦点距離は1.5倍されて、50mmが75mmになります。


だとすると、50mmレンズが正解だったということになりそうです。何が正解か?

わかりませんが、使いやすいかということでは、同じ大きさに見えたほうがいいわけです。


両目を開けて見ることができるわけです。確かに片目だけメガネをかけているようです。

また、ファインダーを覗いた時の映りと、目出みていた時の映り方が変わりません。


これは、いいなとおもった絵が写真として、見た目に近く残せるという気がしています。自分ではもっとも身近なレンズだと思います。


ここにきて、APS-Cがでてきて、50mmがよくなってきたわけです。


世の中分からないものです。こんなこと、フィルム時代には考えもしないことですね。



フレアの色が緑ぽい?


これは夕日を撮っていると、結構気になるのですが、昔の昔のマルチコーティングじゃないものはオレンジぽいフレアになるのに、この1.8は緑色がかったフレアがでます。

これは夕日にはきになります。

なんだか、せっかくのシャープさが、、ということもあります。少し、アンダー気味に撮ることで夕日が赤く見え、フレアも消えることが多くなりました。


フードはあるかないかは、夕日を撮っている時にはあまり関係ないようでした。それはもっともですが。

コーティングの種類によって、フレアの色が変わるということは面白いと思います。

逆に気にならない被写体であれば、より良いと思います。





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