忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

オールドニッコールレンズ 50mm F1.4

オールドニッコールレンズ 50mm F1.4




このオールドニッコールレンズの50mm Auto F1.4ですが、非常に良い感じです。
それは、開放のぼやけた感じと絞った時で描写を2パターン作れるということです。



開放か、それに近いとき


少し絞った状態

これをみると、ほんとに良い感じの味のある写真がとれます。

開放からキリッとシャープでくっきりと、、、、

これは私には、嫌いな言葉です。


本当は、開放はボヤーッとしておいてほしいものです。

ところで、なぜ?開放がシャープである必要があるのか?


また、開放の明るさが重要か?


無知な自分も考えてみましたが、このオールドニッコールレンズの名称にもなっている、Autoだと思われます。

なにがオートだろ?


と思うと、普通、カメラは、絞りを絞ってF11くらいにしたとしても、ファインダーを見ている時は開放の状態です。

シャッターを押した瞬間にしぼりが絞られ、撮影が行われて、また、開放に戻るということです。



ですので、開放の状態を見ているわけです。というか、開放の状態しかファインダーからは見えないとも言えます。


そのため、開放がぼやっとしていたら嫌だというのは当たり前なのですが、さすがに、このオールドニッコールのレンズでも、開放でぼやけるのは、写真をとったものだけで、ファインダーの中は超すっきりくっきりです。


まったく、なんの遮るものもないという感じです。


これはいいのですが、そこで、開放からシャープで、というのは、、

せっかく、その明るいFがあっても、使えないようでは記載して、仕様として出すにはなにかおかしい?と思ったのでしょうか。。。


そういうわけでか、実際にくっきり写る開放しか使わなくなった?

開放の時でもレンズ径が小さくなるようにしておくことで、ボヤけない開放を作ることができた。


しかしこれは、せっかくの後ろ玉が大きかった頃のレンズが消えてしまったことになりますでしょうか。。


なんとももったいない。



オールドニッコールのボケ味


自分はボケを使いこなすことが楽しみの1つであったのですが、





しかし、オールドニッコールは、本当にいいボケをしています。

綺麗です。これでも、このレンズはボケが綺麗じゃない!と、ニコンのページで記載されていましたが、なにをいうか、、ものすごく綺麗です。



というのは大げさですが、他のメーカーと比べれば大したことは無い!といわれるかもしれませんが、今の新しいニッコールよりはだいぶ、綺麗ななめらかな感じだと思います。




しかし、いいですよ。

ピント部分もボヤケるが、背景もぼんやりする、いい感じです。

自然なんです。


これが、レンズの枚数か、大きさか?よくわかりませんが、開放からくっきりシャープなレンズではもっと、グリグリした感じが出てしまいます。




シャープじゃないでしょうか?

それは、カリカリのニッコールという感じではありませんが、自然じゃないでしょうか???

フィルム時代はこれとはだいぶ違った映りをしたと思うのですが、デジタルになってオールドニッコールは生き返ったと思うのですが、、





いいです。なめらかな感じが。



ところで、これらの写真は50mmにしてはアップです。


それは、テレコンバーターをつかっています。


これもまた、オールドレンズです。


銀色のKENKO製の2Xテレコンです。

これがオールドニッコールとまた色が合っていいのです。


最短撮影距離が60cmのまま、50mm*2=100mmです。

これですと、かなりアップでとれます。


しかし、テレコンも不思議で、昔のは薄いんです。


薄いということは、明るいということになります。

今の2倍は2段暗くなるといいますが、これはその半分の長さですので、1段で済んでいるようです。


マクロリングを使うと分かりますが、間に中間リングを着けると、距離が伸びて暗くなります。

これは確かでした。


レンズの枚数が増えて暗くなる?

そんな、たかが、何枚か入っただけで光の量が半分に減るような暗いガラスなんて使うわけもありません。

今のテレコンでは、7枚が多いようですが、これで光量が半分になるようなガラスを使ったら、20枚近いレンズが入ったZOOMはどうなってしまうのか?

ということで、テレコンの筒の厚さが暗さを決めているようです。だと、思います。



オールドニッコールの色合い


たしかに色合い、彩度、鮮やかさが他のレンズに比べると薄い感じがします。

これはそうだと思います。

ふるいレンズでも、他のメーカーのレンズはもっと、色が濃く出たりします。

これは個性だと思います。


そもそも、カラーで撮ったかどうか、、そういう頃のレンズでもあります。そんなことはないかもしれませんが。。


高いお金を払い、日本で作られた海外のレンズを買って淡い感じの表現を求めたりしているのをみると、なんかもったいないなと思ってしまいます。


ニッコール105mmではなく、50mmF1.4+テレコンなのか?


これは、105mmですと、最短距離が長くなってしまいます。


また、Fも異なり、開放のボケも違うと思います。

こうなると、だいぶことなってきます。最短撮影距離が1mや2mというのがザラにあるため、やはり、違ったものになってしまいます。

こんど、テレコン二個づけしたいと思います。

200mm相当のオールドニッコール50mmF1.4です。


当然、暗くなるので、Fは2.8位になるのだと思いますが、やはり、開放は開放のボケ味があります。

よく、暗くなるのと被写界深度が深くなるというのを目にするのですが、ただ、暗くなるだけでは被写界深度は変わらないはずです。だから、Fの値だけでボケるとかボケないなどというのはあまり、気にしないほうがいいかもしれません。

レンズが違えば、全く別のものです。


それに、ZOOMでもテレコンでも焦点距離が変われば、被写界深度もかわります。

50mmが100mmになれば、半分になるそうです。

テレコンつけた時点で、もうすでにオールドニッコールじゃなくなっているともいえるのですが。。


PR

カテゴリー