Nikon D40最初にかったデジタル一眼でした。
いろいろあって、本格的な写真が必要で買うことにしました。
当時は、最も安いエントリーモデルというもので情けなくもありましたが、その当時ではとうてい贅沢は言えませんでした。
ほんとうにあの頃は、デジタル一眼があれば何かが変わるような気がして買ったのを覚えています。
今思えばいいことだったのですが、
癖がある、機能が少ない、プラスチック製などというのが、これがまたコンプレックスにもなったわけで、いいな上位機が買える人は、、、ってひがんだものです。
しかし、3倍くらい値段が違いましたから、そこまでして、、、とは思いませんでした。
これが、数年経ってみて、びっくり。
なんと、今ではみんなD40みたいなボディじゃないですか。
D40と何が違うのか??
機種名のところをよーく見ない限りほんと分かりません。
DX機では全く区別がつきにくい状況となっています。
つまり、D40あれは、最高のモデルだったわけです。
軽いボディ、形状、、、これがスタンダードとなっていったなんてびっくりです。
また、その特徴的なCCDの画像はとてもコントラストが強く、時には色飛びし、色がかぶったり大変不安定なのですが、いい雰囲気をだせる貴重なデジタルのボディです。
今ではすっかりCMOS方式に変わりましたが、CCDの名残り、それもかなり荒々しい感じが残るので、わかりやすいカメラだと思います。
これは、売らずにコレクションしておきたいと思います。
不思議なものでそういうこともあってか、あれだけ販売されたのに、中古価格が今でも、そこまで落ちていない。
他にも名機と呼ばれるD90などありますが、いいものは値段が落ちないんですね。
D40からはじまった気がします。そして、、長かった。思いどおりのことができるようになるまで。
最近になってようやく、当時やりたかったことが実現できたのです。ちょっと、時間がかかりすぎました。
ほんと、その当時を思い出すと、感慨深いものがあって、なんともいえません。
カメラの役目って記録の写真だけでなく、カメラ自体の思い出ってあるんですね。
つまりは、凧を買ったから遊びに行く、そして思い出ができる。
それと一緒で、写真が記憶を記録するわけではないんですね。
記憶がなければ、写真を見ても何も思い出すものなどありません。
記憶があってこその写真です。
つまりは、写真を撮るより、思い出を作れということです。
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